リスニングは前から分かった順につぶしていく
文字を見ないで、英文をリスニングして、
「何と言ってるか?」
確認するのは意外と難しいものです。
普段の会話なら、
「聞こえた単語」だけを拾い上げて、
日本語の意味から文の意味を推測する。
こんな感じでも構いませんが、
リスニングのトレーニングなら、出来れば、
「英文」をそのまま自分でリピートしてみる
ことも行ないます。
そして、日本語の意味も、「要約、意訳」ではなく、
直訳で、前から順に日本語にしてみます。
例えば、
I have to take my children to school.
私は ⇒ しなければ [何を?]
⇒ 連れて行く [誰を?]
⇒ 私の子供達を [どこへ?] ⇒ 学校へ
文が長くなるほど、
文全体を覚えていることが難しくなります。
だから、「前から分かった順につぶしていく」
ことが重要になってきます。
その際、いつも、
S(主語)⇒ V(動詞)⇒ O(目的語)/ C(補語)
を、意識して、「質問を投げかけて行く」わけです。
[誰が?] ⇒ [どうした?] ⇒ [誰を?] ⇒ [どこへ?]
単語が出るたびに、次へ次へと、質問していくわけです。
あなたが、英語のリスニング練習で、
英文をリピートするときに
この「次へと質問を投げかけて行く」方法を行なうと、
自然と、「英文」が話せるようになります。
「リスニングと、英作文の両方の力」を
同時に鍛えることが出来るわけです。
例えば、こんな長い文でも、
The worse thing is that she found the something at the bottom of
the bowl, when she almost finished it.
彼女は [どうした?] ⇒ 見つけた [何を] ⇒
あるものを [どこで?] ⇒ ボールの底で [いつ?] ⇒
彼女が [どうした?] ⇒ 殆ど終わった [何を] ⇒ それを
S(主語)⇒ V(動詞)⇒ O(目的語)/ C(補語)
を基に、「次の内容を質問するくせ」を身につければ
自然と英文が組み立つわけですね。
この「英語の構造:単語の並び」に、
不定詞、分詞、関係詞の用法をプラスしていくわけです。
すると、英語を「日本語で要約、意訳」していたころよりも、
ずっと早く理解することが出来るようになりますので、
TOEICなどの試験でも、
英会話のリスニングでも
英語のスピードに「間に合う」わけです。